ITパスポートとはどんな資格?難易度・合格率・試験対策は?

「ITパスポート」というと、IT業界に興味を持ち始めた方や、これからIT系の知識を習得しようとしている方は、必ず一度は目にしたことがある資格だと思います。 名前は知っているけど試験について詳しくは知らないという方に向けて、ここでは「ITパスポート」の概要について解説していきます。

ITパスポートとは?

IT系国家資格の代表

ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。 情報処理に関する知識と技能を認定する国家資格を取得するための試験として「情報処理技術者試験」というものがあり、ITパスポートはその中の1つで一番エントリーレベルが低い試験と位置付けられています。 受験資格(年齢・性別・学歴・受験に必要な資格等)はなく誰でも受験できるため、2021年度の受験者数が15万人を超えるとても有名な国家資格となります。

どんな問題が出るの?

試験の問題は、大きく分けて「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野から出題されます。ITパスポートとは言え、出題される問題がIT分野だけではなく、経営や管理業務に関する問題も出ることが大きな特徴です。

具体的な内容を見ていくと、「ステトラジ系」分野では、経営者の仕事に関する知識が問われます。例として、企業活動や法務、経営戦略などの問題が挙げられます。 「マネジメント系」分野では、管理職の仕事に関する知識が問われます。開発業務に関することやマネジメントに関する問題が出題されます。

「テクノロジ系」分野では、コンピュータの仕組みに関する知識が問われます。情報セキュリティや、ソフトウェア・ハードウェアに関する知識など、情報処理の基礎的な問題が出題されます。

すべての社会人が対象

社会のIT化が年々進んでる現在においては、ITに関する基礎知識は、職種・業種・職場を問わず必要なものであり、その点ではすべての社会人にとって必要となるのがITパスポートといえるでしょう。そのため、特にIT業界への転職を目指すような場合は、身に付けておいて決して無駄にならない知識を網羅的に学ぶことができると言えます。

ITパスポートを取得するメリット

ITの基礎的な知識が身に付く

ITパスポート取得に向けて学習をすることで、エンジニアとして働く上で必須とも言える、ITの基盤となる知識を網羅的に身につけることができます。 具体的には、コンピュータの仕組みに関する知識、ソフトウェア・ハードウェアに関する知識、ネットワークやデータベースに関する知識、セキュリティに関する知識などが挙げられます。 これらの知識はIT業界外で働く全ての人にとって、身につけておいて無駄にならない汎用的な知識とも言えるでしょう。

転職活動の役に立つ

ITパスポートを取得していることは、ITに関する幅広い基礎知識を身に着けているというアピールポイントとなります。また、自ら学習をし資格取得という目標に向かって努力する姿勢は、継続して学ぶことできるという評価点にもなるでしょう。 ITパスポートを活用することで、知識習得だけでなくIT業界へ転職をしたいという積極的な姿勢をアピールすることも可能です。

IT以外の分野の知識も深まる

ITパスポートを取得するには、ITに関する知識に加え、経営戦略に関する知識やリスクマネジメントに関する知識、さらに財務に関する知識も学習する必要があります。 一見難しそうに聞こえる分野ですが、すべての社会人にとって、仕事をする上で汎用的な知識となります。ITに関する知識だけでなく、社会人として役に立つ分野の知識を習得できることは大きなメリットとなるでしょう。

ITパスポートの試験概要

試験日と試験方式

全国各地に100か所以上の会場が設置されており、試験日はその会場によって設定されています。大きな会場では毎週末を試験日としていたり、小さな会場では試験日が限られていたりするため、事前に調べて申し込む必要があります。

そして、試験自体は、コンピュータに問題が表示されコンピュータに回答を入力して答える「CBT方式」で行われます。ITパスポート試験の場合は、4つの選択肢から1つを選んで、マウスでチェックを入れて進めていく形となります。試験終了後はすぐに自動的に採点が始まり、試験の結果が表示されます。

難易度はどれくらい?

1日2時間の勉強をすれば、3カ月程度で合格を目指せます。情報系の学校に通う学生や、IT系の仕事をしている社会人など基礎知識がある人は約100~150時間の勉強で合格を目指せるといわれています。

IT分野の専門用語は初心者にとっては難しく、勉強を始めたばかりのころはどうしても時間がかかってしまいますが、ITの基礎をしっかり理解することは、今後の転職活動やエンジニアとして活躍する上で必ず役に立つものとなります。IT系の職種の経験や情報処理に関する知識をある程度もっている方であれば、テクノロジ系の問題は比較的容易に感じるかもしれません。

合格点と合格率

合格点に関しては、1000点満点中600点以上取得が合格ラインとなります。ただし、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の3つの分野別に、各3割以上取得できていなければ不合格となってしまいます。 また、合格率は約50%程度で、2人に1人が合格する割合です。合格率から見ると、他の国家資格に比べてそこまで難しい試験ではないと言えます。


ITパスポート取得に向けて学習することで、ITに関する基礎的な知識から社会人として仕事をする上で汎用的な知識まで、あらゆる分野の知識を習得できるでしょう。IT業界に興味を持ち始めた人や、これから転職を考えている人は、ITパスポートを活用して自分自身のキャリアのために役立ててみましょう。

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