今回は『はじめてのエンジニア』のCA(キャリアアドバイザー)である、佐藤拓弥(さとうたくや)さんにインタビュー。
転職サポートで大切にしていることや多くの求職者の転職を成功させてきた秘訣などを伺いました!
【佐藤さんプロフィール】
株式会社ホールハートに参画し、未経験エンジニアのキャリア支援に従事|未経験からエンジニアヘキャリアチェンジする方をサポート|元飲食店員|未経験から挑戦して1ヶ月でMVP|のべ500名以上のキャリア相談|自分自身も未経験からスタート|未経験からキャリアチェンジの不安解消
求職者の人生をより豊かにするために、CA(キャリアアドバイザー)に
本日はよろしくお願いいたします。
はじめに佐藤さんがCAになった経緯を教えてもらえますか?
佐藤さん:CAになろうと思ったのは、求職者の人生に直接関われるのがいいなと思ったからです。
自分自身のやりがいやモチベーションが、人から頼られたり、感謝されたりすることなのですが、何によって感謝されるのが嬉しいかを考えたとき、人材紹介はピッタリでした。
人はお金がないと生きていけないと思います。お金を稼ぐためには仕事をしないといけない。人の仕事に関わる仕事であれば、やりがいがより大きいのではないかと思い、CAになりました。
転職は人生の分岐点になると思っています。
自分の提案ひとつで求職者の人生が豊かになったり、人生が変わるきっかけとなり、それによって感謝されるのは、今も大きなやりがいとなっています。
転職サポートで大切にしていること
転職サポートで大切にしていることはありますか?
佐藤さん:「共感すること」と「意見を肯定すること」の2つは特に大事にしています。
『はじめてのエンジニア』は、名前のとおり未経験からエンジニアになるという方が多いのですが、その方々の心情として「自分にできるのかな」と不安になる方は多くいらっしゃいます。
また、大変な人生を歩んできた方や仕事はできるのに諦めてしまう方もいて、そういった方々を勇気づけ、具体的な行動に移せるようにサポートしています。
求職者の方に「幸せになってほしい」と思っているので、基本的には肯定をして、その上で、こういうことをした方が求職者の方にとってよりいいのではないか、と新しい気付きを提供することを心掛けています。
『はじめてのエンジニア』を利用しているのはどんな方?
どういった方が『はじめてのエンジニア』を利用されていますか?
佐藤さん:『はじめてのエンジニア』という名前でもあるので、エンジニア未経験の方が多く利用されています。
なかには、大卒の28歳で「7社経験してます」という方もいらっしゃいました。1年に1回は転職していたり、「ずっと派遣やアルバイトです」という方もいらっしゃいます。
雇用形態は本人の自由なのですが、企業は正社員歴を見るので、企業と求職者の希望をどう折り合いをつけるのか悩むときもあります。
しかし、どんな経歴の方でもご希望をなるべく叶えられるようサポートしています。
具体的にどういった相談を受けますか?
佐藤さん:「本当に未経験でもできるんですか?」という相談が最も多いです。
エンジニアのイメージが、どうしてもプログラミングをイメージする方が多く「プログラミングだけではないエンジニアってあるんですか?」という質問も多くいただきます。
今まで特に印象に残っているエピソードはありますか?
佐藤さん:私自身、2021年10月からCAとしてスタートしたのですが、初めて転職支援が成功した方のことは、特に印象に残っています。
当時25歳の方で、大学卒業後、1年間ほど施工管理のお仕事をされていたのですが、コロナ禍で案件がほとんどなくなり、会社から辞めてほしいとクビ宣言をされてしまった方がいました。
退職後、アルバイトをされてきましたが『はじめてのエンジニア』に問い合わせをいただき、サポートさせていただくことになりました。
正社員歴も短く、最初はどう対応していけばいいか悩んだのですが「イチから一緒に頑張ろうぜ!」というスタンスで、企業が求めている人物像や志望動機など、求職者と合格まで一緒に考え、行動しました。
履歴書や職務経歴書などの内容においての伝え方や、面接でどう見られるかというひとつひとつの所作まで、徹底的にサポートしました。
結果的に転職は成功し、今でも連絡をとっており、年末は一緒にご飯に行ったりしています。
手厚いサポートをされているんですね!
他の求職者の方にも同じようにサポートされているのでしょうか?
佐藤さん:そうですね!サポート内容は人によりますが、その方とは1日に1通くらいのやりとりをしていました。
『はじめてのエンジニア』では、CAの枠にとどまらないサポートをしていて、一般的な人材紹介にはないサポートをしていると思います。
求職者1人1人と向き合うというのが『はじめてのエンジニア』で大事にしていることなので「なぜエンジニアになりたいのか」を突き詰めて、人生相談に近いところまでお話しします。
そのため、必然的にコミュニケーションを取る回数は多いです。人材紹介会社としては少し特殊で、いい点でもあるかなと思っています。
佐藤さんの1日のスケジュールを教えてもらえますか?
佐藤さん:1日のスケジュールとしては、特に決まっていませんが、定期的なミーティングがあり、求職者の面談が入れば面談をして、選考が進んでいる方のフォロー面談を1日何件か行っています。
1ヶ月にどのくらいの方のサポートをしていますか?
佐藤さん:初めましての方とお話しするのは、月にいちばん多いときで68名でした。今でも平均で月に40名近くは面談を行っています。
エンジニアに向いている人とは?
どんな方がエンジニアに転職していますか?
佐藤さん:今まで転職成功してきた方の多い職種としては、サービス業です。
特にサービス業を経験してきた方は、状況によって臨機応変に人と話せる能力が身に付いていることが多く、企業からいい印象を持たれます。
サービス業とエンジニアは、一見結びつかない方も多いと思うのですが、エンジニアは、スキル面だけではなく、コミュニケーション能力が求められます。
エンジニア未経験ではなおさらなので、人柄的な部分で言うと、明るい方、素直な方、コミュニケーション能力が優れている方が転職に成功していらっしゃいます。
サービス業出身の方がエンジニアになるのは意外ですね!
佐藤さんが今までサポートされてきた経験からエンジニアはどういった方が向いていると思われますか?
佐藤さん:これまで転職成功してきた方でいうと、
・素直な方
・明るい方
・何かをコツコツやれる方
・新しいことを学ぶのが好きな方
が比較的多かったかなと思います。
エンジニアは常に学んでいかないといけない業種でもあるので、ひとつのことをコツコツ学べる方や新しい知識をインプットするのが好きな方、成長するのが好きな方はエンジニアに向いていると思います。
求職者を成功に導いてきた秘訣
佐藤さんが求職者を成功に導いてきた秘訣を教えてください。
佐藤さん:1人1人に寄り添うということを大切にしています。
はじめから自分はできると自信満々に思っている方はなかなかいません。自分にできるのか不安な方がほとんどです。また、本当はできるのに、諦めている方もいらっしゃいます。
そういった方々に寄り添い、自分はできるんだと求職者のモチベーションを上げることを行っています。
求職者の力を最大限引き出すことをやっているので、転職が成功している方が多いのかなと思っています。
そのため、メンタルマネジメントに近いとも思っています。
CAはどういう存在だと考えていますか?
佐藤さん:求職者に人生の選択肢を与えているだけだと思っています。
求職者にこうした方がいいよ、こうすれば上手くいくよ、とあくまでも提案しているだけで、やるかどうかは求職者自身に委ねられます。
求職者の選択肢や可能性を広げるサポートをしていて、結果的に転職が上手く行ったケースがほとんどです。
『はじめてのエンジニア』を利用するメリット
『はじめてのエンジニア』のCAを利用するメリットはどんな点ですか?
佐藤さん:領域に特化しているのが大きいかなと思います。
業界に精通している方々の集まりもあり、入社前に専門的な知識をインプットできるのは、いいところだと考えています。
また、求職者と面談する際は、しっかり求職者と向き合うことを大事にしているところもいい点かなと思います。
面談では、本当にエンジニアになりたいのかどうかをお話しさせていただくのですが、場合によっては、エンジニア以外の求人を紹介することもあります。
それは、その方の人生を考えたときに、エンジニアではなく別の業種の方がいいのではないかと判断した結果です。
求職者にとって最高の選択肢を提案できるのも『はじめてのエンジニア』を利用していただくメリットではないかと思っています。
キャリアに悩んでいる方はぜひ相談してほしい
最後に求職者に対して一言お願いいたします。
佐藤さん:ITで手に職を付けていきたい人はもちろん相談していただきたいのですが、エンジニアだけではなく、自分のキャリアに悩んでいる方のご相談もお待ちしております。
今後どうしていけばいいか、考え方の選択肢を広げる提案ができるかと思います。
本日はありがとうございました!