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未経験エンジニアは使えない?どんなタイプの人が使えない人材になりやすい?

未経験で入社したエンジニアは、周りから「使えない」「役に立たない」などいわれてしまうことがあります。また他人から直接いわれなくても、自分で「使えないなあ」と悩んでしまうこともあります。

未経験エンジニアは本当に使えない人材なのでしょうか。また、どのようなタイプの人が「使えないエンジニア」になってしまうのでしょうか。実情を交え解説していきます。

目次

未経験エンジニアは使えない?

未経験エンジニア 使えない

前提として、「未経験者=全員使えない」という訳ではもちろんありません。

未経験者のなかにも、すぐに現場のやり方や仕事のコツを掴み、周囲から「本当に未経験者なのか」といい意味で驚かれる人もいます。
さらにいえば、未経験者の採用に会社側が満足しているというデータもあります。

ミクシィ・リクルートメントが提供する IT・Web業界に特化した求人情報サイト「FINDJOB!」では、エンジニア採用を検討している135社に対して調査アンケートを行っています。

このアンケート内での、「実務未経験のエンジニアを採用してよかったと感じますか?」という問に対し、「採用してよかった」が77.9%、「採用してよかったとは思わない」が11.7%、「採用したことがない」が10.4%となり、多くのIT企業では未経験者に満足していくという結果になっています。

しかし、実際の現場では、使えない未経験者が一定数いるのも事実です。酷いケースでは「いつになってもプログラミングなどが理解できず、自分が何をやっているかもわかっていない」「数十分でおわるような作業に丸1日かける」といった未経験者もいます。

会議や打合せの場でも、内容が理解できなかったり、的外れな返答などをし、会議に参加している顧客やチームメンバーなどを困惑させてしまうこともあります。

どのようなタイプの人が「使えないエンジニア」になりやすい?

未経験者の場合、最初は皆が何もしらない新人の状態ですが、次第に、スムーズに成長し一人前となっていく人と、成長できずに「使えない」といわれる人に分かれていきます。

「使えないエンジニア」になりやすいのは、特に以下のようなタイプの人です。

  1. 学習意欲が乏しいタイプ、受け身タイプ
  2. 苦手意識が強いタイプ
  3. 柔軟に対応できないタイプ
  4. コミュニケーションが苦手なタイプ

以降では、それぞれのタイプについてより詳しく解説していきます。

学習意欲が乏しいタイプ、受け身タイプ

ITエンジニアというのは、技術知識も必要不可欠ですが、それに加え「経験」も重要になる職種です。システム開発の進め方やルールは、現場によっても異なりますので、机上の知識だけでは不十分であり、実際の現場にて手探りで覚えておく部分も多いです。

そのため、何も知らない未経験者の場合は、現場に配属後、貪欲に学んでいく姿勢が求められますが、なかなか自分から積極的に学ばない人、受け身で指示を待っているタイプの人が、未経験者には少なくありません。

学校ではないため、上司や先輩はすべてを教えてくれず、学習意欲が乏しい人が分からないことをそのままにしておくと、日に日に混乱が増えていき、どんどんと泥沼に嵌っていきます。優秀な同期との差も明らかになっていくのです。

上司や先輩も、半月、1年と過ぎれば、次第に未経験の新人ではなく、一人前のエンジニアとして扱うようになります。そして勤務年数に見合った応対ができなくなってくると「使えない」といわれてしまうことがあるのです。

苦手意識が強いタイプ

未経験採用で入社した人の中には、以下のようにITエンジニアとは畑違いの経歴を持つ人もいます。

・異業種出身の人
・パソコンやプログラムにあまり触れてこなかった人
・文系出身の人  など

畑違いの経歴がある人は、困難や壁にぶつかった時に「苦手意識」を出してしまうことがあります。「違う仕事をしていたのでよくわからない」「文系出身なのでよくわからない」などです。

そうした苦手意識は、学習意欲を低下させ、成長を妨げる原因となることがあります。

自然と「嫌々やっている感じ」や「仕事だからやっている感じ」が出てしまうこともあり、そうした姿を見た周りからは「使えない」といわれてしまうことがあります。

柔軟に対応できないタイプ

未経験者の中には、「職務経験はないけれど趣味でプログラミングなどを学んでいた」、「プログラミングスクールで基礎を学んできた」といった人もいます。

そうした事前知識というのは武器ともなりますが、こだわりが強く、柔軟に対応できないと、かえって成長の妨げになってしまうことがあります。

たとえばプログラムやアプリケーションを作るにしても、個人ひとりで趣味として開発をする環境と、組織内でプロジェクトを組んで開発する環境では、やり方や進め方が大きく異なります。ほかにも受託開発と自社開発では働き方に違いが生じます。

そのため「趣味でプログラミングをしていた時はこうやっていたから」「趣味でやっていた時のように納得のいくまで時間をかけて作りたい」といったこだわりの様なものがあると、周りと歩調が合わせられず、「使えない」といわれてしまうことがあります。

おなじような話で「前職ではこうしたやり方をしていたから」「転職前の業界ではこれが当然であったから」といった過去への執着が強すぎても、成長の妨げになってしまうことがあります。

コミュニケーションが苦手なタイプ

ITエンジニアというと、パソコンと常に睨み合っているイメージを抱く方もいます。しかし実際のITエンジニアの仕事では、人と対話するシーンも多く、コミュニケーション力が問われる職種でもあります。

チーム内のメンバー、顧客先企業の担当者、異なる企業のエンジニア等、立場の違うさまざまな人たちと、打合せを繰り返し、意見を出し合い、調整する必要があります。そのため、いくら技術力が高くとも、上手く対話ができなかったり、コミュニケーションが取れない人は、「使えない」といわれてしまうことがあります。

とくに未経験者の場合、まだ技術力がないため、加えてコミュニケーション力もないと、冷ややかな目で見られることがあります。

教育制度が原因で使えないエンジニアが生み出されることもある

未経験エンジニア 使えない

未経験者の場合、最初は何も知らない状態ですので、親が子に教育するように、教育制度が整っているかの部分もその後の成長を左右する大きな要素となります。教育制度に問題のある会社は、使えないエンジニアを生み出してしまうことがあります。

チェックポイント
  • 事前教育や導入研修が用意されているか
  • OJT(職場内教育)制度があるか
  • 技術研修や資格教育などの制度があるか  など

いわゆるブラック企業と呼ばれるような会社では、わずかな教育しか行わず、すぐに新人を現場に出す企業もあります。さらには上司や先輩をつけず、新人をひとりでプロジェクトに出す企業すらもあります。

そうした環境では、未経験者は混乱しスムーズな成長をすることができなくなり、周りからは「使えない」と扱われ、最悪の場合は退職に至ることもあります。

教育制度などの内部事情は、外からではわからないこともありますので、紹介企業の内部事情に精通しているキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの手です。

「使える」といわれる一人前のエンジニアを目指そう

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以上、未経験エンジニアが「使えない」といわれる事情について解説しました。

未経験の場合、最初は誰もが使えない状態です。それは未経験である以上、半ば仕方ないことでもあります。しかし半年、1年が過ぎても成長できず使えない状態が続くと、だんだんと周囲も自分自身も不安を抱えてしまいます。

そうならないためにも入社後は貪欲に仕事を学び、弱点は克服しながら、使える人材を目指し努力することが大切です。何事も最初が肝心といいますが、エンジニアにおいても最初の1年目の過ごし方がその後に大きく影響することがあります。

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この記事を書いた人

小野 進一のアバター 小野 進一 ホールハートエージェント代表取締役CEO

22年の実績で1万人以上のキャリアを支援|20代・第⼆新卒の転職を応援|学歴や文系・理系は問わず人物重視の採用企業をご紹介します。経験からITエンジニアに挑戦するあなたを私たちが全力でサポートします!

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