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プログラミング初心者にもゲーム制作はできる?難易度とやるべきことを解説

IT技術の進化やスマートフォンの普及により、ゲームは私たちにとって身近な存在になりました。

エンジニアを目指す人の中には「プログラミングでゲームを作ってみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

気になるのは、「プログラミング初心者にゲーム制作ってできるの?」というところ。

結論から先に言うと、プログラミング初心者にもゲーム制作は可能です。ただし、非常に難易度が高いと言えます。

この記事では、プログラミング初心者のゲーム制作について、なぜ難易度が高いのか、さらにこれからやるべきことを解説します。

目次

プログラミング初心者でもゲームは作れるが難易度は高い

プログラミング初心者 ゲーム

「プログラミング初心者にゲーム制作はできる?」という質問があるなら、答えは「できる」です。

ただし、ゲーム以外のプログラミング、たとえばWeb系やアプリケーション系、汎用系などに比べると、難易度が高いことは理解する必要があります。

なぜゲーム制作は難易度が高いのか?

ゲーム制作に限らず、一般的にプログラミングで何かを作る場合、

  1. 仕様設計:具体的にどのような機能や仕組みを入れるかを考える
  2. プログラミング:仕様に沿って実際にパソコンでコーディングをする
  3. テスト:想定した動作になっているかを確認する

という三段階の作業が必要になります。

このうち、ゲーム制作においてもっとも重要になるのが仕様設計です。エンターテイメント性がなければゲームは面白いものになりませんから、プログラミングの前段階でさまざまなことを決めたり準備しておく必要があります。

プログラミング初心者であれば、まずはスキル習得が最重要課題であり、取り組むべき学習であるはず。しかし、ゲーム制作はプログラミング以外に考えることが多すぎるのです。

ゲーム制作は学習を一通り終えてから取り組んでみよう

プログラミング学習をしながらのゲーム制作は難易度が高いので、一通り学習を終えて基礎を身に付け、その次の段階としてゲーム制作に挑戦しましょう。

プログラミング学習は独学の時間が長く挫折しやすいと言われていますが、「この学習が終わったらゲームを作れる」ということがモチベーションになります。

初心者がゲームを作るうえでの心得

プログラミング初心者 ゲーム 注意点

プログラミング学習で基礎を一通り学び終わって、ゲーム制作に挑戦する際に、頭に入れておくべきことを3つご紹介します。

ゲーム制作は設計フェーズが命!

プログラミング初心者がゲーム制作を行う場合には、以下のような手順で進めます。

STEP1:どのようなゲームを作るかを考える
STEP2:決定した内容で簡単な仕様書を作る
STEP3:ゲーム制作に使用するツールを決定し、準備する
STEP4:ゲームに使用する素材を準備する
STEP5:パソコンでプログラミングを行う
STEP6:テストプレイを行ってバグを修正する

このうち、もっとも重要となるのがSTEP1~2の設計フェーズです。

自分の中にあるイメージを詳細に落とし込む作業になるので、ある程度の時間を割く必要があります。

STEP2の仕様書作成はなくても進められますが、後に「ここってどうだったっけ?」となった際に役立つので、簡単なメモ書きでも残しておくことをおすすめします。

あとは設計にしたがって作業する流れになります。いかに飽きが来ないよう進められるかがカギになります。

最初から面白いゲームは作れない

普段からゲームをプレイしている人であればあるほど、「こんなゲームを作ってみたい」と考えるハードルが高い傾向にあります。

しかし考えてみてください。世の中に出回っている多くのゲームは、それなりのコストをかけて作られた「プロの作品」なのです。

初心者に同じレベルのものが作れると思ってはいけません。ハードルを上げすぎず、最初は低めの目標を立てて始めることを心がけましょう。

あくまでも学習の一環であることを肝に銘じ、完成したものがたとえ「クソゲー」であっても割り切る寛容さが必要です。

著作権に気を付ける

ゲーム内で使用する画像や音源などの素材は、フリー素材から使うことが多いかもしれません。その際、著作権に十分注意する必要があります。

ソースコードも含め、すべての著作物には著作権が存在します。正確には著作財産権と呼ばれ、著作物の使用や譲渡、二次創作などは著作者によって細かく規定されているのです。

フリー素材などの著作物を使う際には、サイト利用規約などを細かく確認し、ルールに沿って利用しましょう。

ゲーム制作におすすめのプログラミング言語

ゲーム制作 プログラミング言語

プログラミング初心者がゲーム制作を目指す場合に、おすすめのプログラミング言語をご紹介します。

C#

ゲーム制作のメジャーな言語としてあげられるのが「C#(シーシャープ)」です。

C#はタイプセーフなオブジェクト指向のプログラミング言語で、Microsoft社が手掛けるフレームワーク「.NET Framework」で実行されます。

■タイプセーフとは
型に対して一般的に決められている定義と使用パターンを通じて、言語およびクラスが情報を交換できるようにする機能。

引用元:Weblio辞書


「Unity」という開発環境とともに利用されることが多く(後述)、習得すれば幅広い案件を受けられるようになります。

名前に「C」と付くことから分かるように、C#はC言語系プログラミング言語の影響を強く受けて作られています。そのため、C、C++、Javaなどの使用経験があれば、習得の難易度はそれほど高くありません。

一方、プログラミング経験がまったくない人であれば、オブジェクト指向や型定義のあるC#はやや難しいと感じる可能性があります。学習する際は時間や内容に余裕を持ち、挫折しにくくする配慮が必要です。

JavaScript

スマートフォン向けアプリ開発など、いわゆるフロントエンド開発に最適と言われるのがJavaScript(ジャバスクリプト)です。

HTML/CSSとともに利用され、ウェブサイトに動的要素を導入できるプログラミング言語として人気を博しています。

他のアプリケーション言語と比べると学習難易度が低く、初心者でも習得しやすいのが特徴です。

近年JavaScriptはライブラリやフレームワークとして使用されることが多く、複合的に学習することで業務の幅がさらに広がります。

特に人気の高いものとして、React、Next.js、Vue.js、Angular、webpackなどがあります。

ゲーム開発プラットフォーム「Unity」

ゲーム開発を目指す人、あるいはゲームをよくプレイしている人なら、「Unity(ユニティ)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

Unityはゲーム開発プラットフォームで、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)を実装できるのが特徴です。UnityでC#やJavaScriptを使うことにより、さらに高度なプログラミング開発ができます。

2Dゲームや3Dゲーム、デジタルアート作品などにも使われており、今後さらに実用化されることが予想されています。

Swift

iOSおよびmacOS対応のゲームアプリを作りたいなら、Swift(スイフト)の習得がおすすめです。

構文がシンプルで初心者にも理解しやすいスクリプト言語で、直感的にプログラミングできるのが特徴。設定をすればWindowsでも動かすことが可能です。

フレームワークが充実しており、実際のゲーム開発の現場ではperfect、Swifton、Kituraなどが利用されています。

プログラミング初心者は基礎を固めてからゲーム制作にチャレンジしよう

プログラミング初心者 ゲーム

プログラミング初心者にもゲーム制作は可能、しかし難易度が高いということをご説明しました。

もしプログラミングでゲーム制作にチャレンジしたいという人は、一通り基礎を身に付けたうえで、応用として取り組むようにしましょう。

未経験からゲーム制作エンジニアを目指している人で、転職について気になることや心配なことがあれば、お気軽に当社までご相談ください。

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この記事を書いた人

小野 進一のアバター 小野 進一 ホールハートエージェント代表取締役CEO

22年の実績で1万人以上のキャリアを支援|20代・第⼆新卒の転職を応援|学歴や文系・理系は問わず人物重視の採用企業をご紹介します。経験からITエンジニアに挑戦するあなたを私たちが全力でサポートします!

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