プログラミングを学んでみたいけれど、いざ勉強となると、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そんな人はゲーム感覚で学習を進められる「プログラミングゲーム」を活用してみてはいかがでしょう。
現在、たくさんのプログラミングゲームがリリースされていますが、今回はその中からおすすめのアプリゲームを厳選して8つ紹介します。どれも手軽に遊べるものですので、プログラミング学習の最初の一歩に活用してみてください。
プログラミングゲームとは?
「プログラミングゲーム」というのは、プログラミング学習要素が組み込まれたゲームタイトルを指します。
現在、パズルゲーム、RPGゲーム、クイズゲームなどさまざまなタイプのプログラミングゲームがリリースされています。
純粋にゲームとして楽しむこともできますが、その上でゲームを通し、プログラミングの考え方、論理的思考などを養うことができ「プログラミングとはどういったものか」を遊びながら身に着けることができます。
多くのプログラミングゲームでは、プログラミングコードやプログラミング言語の知識は不要ですので、誰であっても気軽に学習をスタートできます。いわば図形やブロックなどを使うプログラミング「ビジュアルプログラミング」と似ています。
直感的に学んでいけますので、最初のキッカケとしておすすめです。
スマホで遊べるアプリ版プログラミングゲーム5選
ここではスマホアプリ版が用意されているプログラミングゲームを厳選して5つ紹介します。
App Store(iPhone)やGoogle Play(Android)からお手持ちのスマートフォンにダウンロードすることで、場所を問わず手軽に遊ぶことができます。
GLICODE(グリコ―ド)
難易度:低(小学校低学年~)
料金:無料
ダウンロード:公式サイト(App Store、Google Play)
江崎グリコが提供しているプログラミングゲームアプリです。ポッキーをルールに従って並べるゲームであり、プログラムの基礎的な考え方を学べます。
総務省が推進する平成28年度「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に選定されたアプリでもあります。
小学校低学年向けに開発されたアプリですが、プログラミングの基礎が学べるため、大人であっても最初の入口として活用できます。
プログラミングゼミ
難易度:低(小学校低学年~)
料金:無料
ダウンロード:公式サイト(App Store、Google Play)
DeNAが開発したプログラミング学習ゲームです。公立小学校1〜3年生向けに行ったプログラミング授業のフィードバックを反映しつくられた学習ゲームであり、ブロックをつないでキャラクターを動かすことで、遊びながらプログラミングの思考力を養うことができます。
Google Play Best of 2020 の Personal Growth 部門を受賞したアプリでもあります。
ゲットコイン
難易度:低(小学校低学年~)
料金:無料
ダウンロード:App Store
画面上のコインを集めていくシンプルなゲームです。キャラクターへの操作指示をブロックをつかった命令で行う形となり、繰り返しや条件分岐を駆使しながらコインを集めていきます。全28ステージで後半になるほど難易度は上がります。
ゲームを通して、プログラミングの思考力を身に付けられます。
Auto Puppet – プログラミングバトル
難易度:低(小学校低学年~)
学べる言語:ー(ビジュアルプログラミング)
料金:無料
ダウンロード:App Store、Google Play
パペットと呼ばれるキャラクターに、「前へ動け」「攻撃しろ」などのさまざまな命令を与え、迫りくる敵たちを倒していくゲームです。一種の戦略ゲームともいえ、事前にどのような命令を組むかで勝敗が分かれます。
プログラミングにおけるif文やswitch文、リストとフィルター、ループなどの処理を疑似的に学ぶことができます。
Human Resource Machine(ヒューマン・リソース・マシン)
難易度:低~プロまで
料金:有料(App Storeは800円、Google Playは$4.99)
ダウンロード:App Store、Google Play
初心者からプロのエンジニアまで楽しめるプログラミングゲームです。小さな従業員をプログラミングし、企業戦士を目指していくという独特の世界観のゲームであり、UI面も洗練され評価が高く、中毒性の高い仕上がりとなっています。
後半にいくほど難易度は高くなっていき、プロのエンジニアでもハマってしまう方が多いようです。
PCブラウザで楽しめるプログラミングゲーム3選
続いて、PCブラウザ画面で楽しめるプログラミングゲームを3つ紹介します。
PCブラウザ系のプログラミングゲームは、前述したスマホアプリ版のプログラミングゲームより、さらに作りが本格的で、多機能なものが多いです。よりゲームの世界に没頭しながらプログラミングを学ぶことができます。
ロジックサマナー
難易度:中~
料金:無料
URL:公式サイト
ITエンジニア向け総合求職・学習サービス『paiza(パイザ)』が提供するプログラミング学習用のブラウザゲームです。
異世界に迷い込んだITエンジニアが主役のファンタジーRPGゲームとなり、召喚士として物語を進めていくことになります。召喚獣を呼び出す上での魔法がプログラミングコードとなっており、この点が一般的なRPGゲームと大きく異なる点です。ランキングモードやコレクション収集などやりこみ要素も満載です。
Java、PHP、Ruby、Pythonをはじめとしたさまざまなプログラミング言語に対応しています。
コードクロニクル
難易度:中~
料金:無料
URL:公式サイト
こちらも、前述したロジックサマナー同様、『paiza(パイザ)』が提供するプログラミング学習用のブラウザゲームです。
異世界で王女となり、魔導書集めをするファンタジーRPGゲームです。魔法がプログラミングコードとなっており、四側演算、条件分岐、random関数などプログラミングの基礎をRPGを楽しみながら学ぶことができます。
まるでスマホのソーシャルゲームのようなデザインであり、育成要素やギルドなど、やり込み要素も満載です。
Java、PHP、Ruby、Pythonをはじめとしたさまざまなプログラミング言語に対応しています。
Scratch(スクラッチ)
難易度:低~プロまで
料金:無料
URL:公式サイト
Scratchは世界中で使われているメジャーなビジュアルプログラミング言語サービスです。200ヶ国以上の国と地域で利用され、70以上の言語で使用可能となっています。8歳から16歳向けにデザインされていますが、大人の方でも十分な勉強になるサービスです。
プログラミングゲームというよりも、ビジュアルプログラミング言語を用いて自らゲームをつくっていけるサービスであり、初心者の方でもかなり本格的なゲームがつくれます。つくったゲームは世界に向けて公開もできますので刺激にもなります。特に創作意欲の高い方にはよい勉強ツールとなるでしょう。
ゲーム好きな人こそプログラミングゲームでの学習がおすすめ
以上、プログラミングの学習ができるプログラミングゲームについて紹介しました。
プログラミングゲームであれば、文字通りゲームとしての特性もあるため、遊びながらプログラミングを学ぶことができます。
近年は小中学生のプログラミング教育においてもゲームが活用されることも多く、学習手段の一つとして一般化されつつあります。特に「勉強は苦手」「ゲームならやる気がでる」といったタイプの方とは相性がよいので、ぜひ活用してみてください。